当時の報道から

倉敷中央病院といえば、日台交流に携わる人々が第一に思い浮かべるのは、李登輝総統が総統退任後の2001年4月に初めて来日し、心臓カテーテル治療の第一人者だった光藤和明(みつどう・かずあき)医師によりカテーテル手術を受けられたことかもしれない。

光藤医師は70歳を目前に惜しくも2015年10月18日に亡くなられたが、光藤医師から技術指導を受けていた新光呉火獅紀念病院と倉敷中央病院が10月13日、姉妹病院協定を締結板という。

とても嬉しいニュースだ。心から祝意を表しつつ、地元紙「山陽新聞」の記事を下記にご紹介したい。


倉敷中央病院が台湾の病院と協定 情報交換や医師の相互研修など

【山陽新聞:2017年10月14日】

倉敷中央病院(倉敷市美和)は13日、台湾・台北市の新光呉火獅紀念病院と姉妹病院協定を結んだ。両病院が力を注ぐ心臓カテーテル治療をはじめとした医療技術の向上を目指し、情報交換や医師の相互研修などに取り組む。

倉敷中央病院で調印式があり、山形専院長と新光病院の侯勝茂院長ら医師、職員計13人が出席。山形院長が「長年交流のある新光病院と正式な協定が結べてうれしい」、侯院長は「倉敷中央病院の優れた技術と経験に学んでいきたい」とあいさつ。協定書にサインした。

新光病院は1992年設立で、台北市有数の総合病院。約20年前から倉敷中央病院の元副院長で心臓カテーテル治療の第一人者だった故光藤和明さんを招いて技術指導を受けており、病院間の交流も進んでいた。両院長は「緊密な連携で医療の発展に取り組み、将来的には医療のグローバル化への対応にも生かしたい」と話している。