林陵三・台中市副市長とともに記念撮影におさまる日韓の関係者ら(台中市政府のHPより)

9月8日、岐阜県の下呂温泉観光協会と台湾の台中市温泉観光協会、韓国・儒城(ユソン)観光振興協議会の三者が「温泉観光交流協定書」を締結した。台湾・台中市における調印式には、下呂温泉観光協会から齋藤正巳・副会長、台中市温泉観光協会の羅進洲・理事長、儒城観光振興協議会は李在夏・会長が臨み、林陵三・副市長や陳盛山・同市観光旅遊局長らが立ち会ったという。下記にそれを伝える中央通信社のニュースを紹介したい。

ちなみに本会の調査によれば、日台間ではではこれまで、2011年8月19日に北投石の生産地同士ということで秋田県仙北市の玉川温泉と北投温泉が日台初の「温泉姉妹協定」を結んだことを嚆矢に、今回の下呂温泉観光協会と台中市温泉観光協会の温泉観光交流協定書で7件目となる。下記にその一覧を掲載するとともに心からお祝い申し上げます。

1)2011年08月19日 秋田県仙北市の玉川温泉と北投温泉が温泉姉妹協定を締結。
2)2011年11月04日 松山市の道後温泉と北投温泉が温泉友好交流協定を締結。
3)2013年06月14日 和歌山県の白浜温泉と礁渓温泉が温泉姉妹協定を締結。
4)2014年10月11日 鹿児島県の指宿温泉と北投温泉が姉妹温泉協定を締結。
5)2014年10月29日 有馬温泉と新竹県が友好交流提携に関する覚書を締結。
6)2016年02月24日 大分県の由布院温泉と台中市温泉が観光友好交流協力協定を締結。
7)2017年09月08日 下呂温泉観光協会と台中市温泉観光協会が温泉観光交流協定書を締結

◆台日韓簽溫泉觀光交流合作協定書 跨國合作行銷溫泉[台中市市政新聞:2017年9月8日]


台中の温泉協会、日韓と交流協定締結 共同で誘客拡大へ

【中央通信社:2017年9月8日】

温泉観光の国際化を推進しようと、台中市温泉観光協会は8日、岐阜県・下呂温泉観光協会(岐阜県)と韓国・儒城(ユソン)観光振興協議会との3者間で温泉観光交流協定書を交わした。今後は共同でキャンペーンなどを行い、誘客拡大を図る。 

調印式は台中市政府で行われ、林陵三副市長や陳盛山・同市観光旅遊局長らが立ち会った。 

林副市長は、協定締結は台中の温泉観光PRにおいて新たなマイルストーンになったと喜びを示し、国や都市を越えた協力により、台湾中部の温泉観光産業全体の発展を加速させていければと語った。 

台中市は温泉フェスティバル「台中好湯温泉季」を開催し、今月23日には谷関温泉で浴衣パレードを行う。同日には三朝温泉(鳥取県)の行者太鼓の演奏なども披露される。