台湾紙・自由時報も大きく報じた

6月に発足した「全日本台湾連合会」(全台連)は8日、趙中正会長名で声明を発表し、このほど就任した頼清徳・行政院長率いる新内閣を全面的に支持することを表明した。

同時に、蔡英文総統と頼行政院長が「積極的かつ速やかに『独立の是非を問う国民投票』および『国連加盟の是非を問う国民投票』を行う」こと、それによって台湾が直面する外交上の苦難を乗り越えられることに大きく期待するとした。

声明の全文は下記の通り(本会台北事務所で翻訳したものです)。


全日本台湾連合会(全台連)から頼清徳・行政院長に対する提言

2017年9月8日

頼清徳・行政院長が台湾人に有利な国内外政策を推めることを期待する

蔡英文総統がこのほど、頼清徳氏を行政院長に任命した英断に対し、「台湾第一」を主張する私ども全国台湾連合会は全面的に支持するとともに、大いなる期待を寄せていることをここに表明する。

2016年の総統選挙において、蔡英文総統に一票を投じた56%の民意を汲んだ政策を、頼清徳・行政院長が如何に履行していくかにつき、本会は下記の通り提言する。

1、蔡英文総統は頼清徳院長に対し、重要な国内外政策を実行するための最大限の空間を与えるべきである。

2、蔡英文総統は頼清徳院長の強大な後ろ盾となり、勇気を持って改革に大鉈をふるうべきである。

3、「台湾第一」を基本理念とし、台湾文化の深化や教育、金融、財政、司法制度、社会正義の追求などの改革を推めるとともに、「台湾第一」の理念を以て外交や安全保障上の苦難を勇敢に突破するべきである。

4、積極的かつ速やかに「独立の是非を問う国民投票」および「国連加盟の是非を問う国民投票」を行い、その他の争いのある重要なテーマについては、積極的に民意を問い、国民投票の実施に依り、決定を国民の手に委ねるべきである。

5、全日本台湾連合会は、蔡英文政権および頼清徳内閣に対し、「台湾」の名義による2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの参加を積極的に推めることを強く求める。

全日本台湾連合会

会長 趙中正

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