台湾国内の報道によると、内政部は7月末日時点での各自治体の人口を発表、台中市の人口が高雄市を抜き、台湾第二の都市になったと報じた。
 
発表された最新統計では、1位が新北市(398万4,051人)、2位が台中市(277万8,182人)、3位が高雄市(277万7,873人)となっており、それに台北市、桃園市、台南市の順に続いている。
 
台中市の林佳龍市長は2日、台中市が高雄市を309人上回り、台湾第二の都市になったと宣言。同時に、台中市の人口増加にはそれなりの原因があり、台中市民が出産した場合1万元、出産後のケアに最大2万元、2歳から6歳までの幼児に幼稚園就学費用として年間3万元を支給するなど、手厚い福利厚生や社会保障が台中市への人口移入を促進しているなどと話した。

3位に転落した高雄市の陳菊市長は、台中市に祝意を表明。台湾の各都市がそれぞれの価値と特色ある都市となるよう期待していると話している。