台湾国内の報道によれば、今年6月19日に今井正氏(元交流協会台北事務所代表)の後任として、新たに日本台湾交流協会の理事長に就任した谷崎泰明氏が、8月22日から理事長として初訪台する予定だと報じた。

台湾の対日外交窓口である台湾日本関係協会の張淑玲秘書長が明らかにしたもので、訪台日程は8月22日から25日までで、滞在中には蔡英文総統との会見する可能性もあるという。 

谷崎理事長は1952年(昭和27年)、東京都生まれ。東京大学法学部卒業後に外務省入省。ドイツ語研修組で、省内では領事局長、欧州局長などを経て駐ベトナム大使や駐インドネシア大使を歴任した。

こうした経歴から、谷崎理事長は東南アジア情勢に知悉しているとされ、蔡英文政権が進める南進政策に日本政府も協力していくための人事と報じるメディアもある。