中央通訊社の報道より

台湾の蔡英文政権は11月14日、総統のご意見番ともいうべき最高顧問の「資政」20人を発表した。任期は2年間で2018年5月19日まで。かつては有給と無給があったが、馬英九政権時代に法改正して無給とし、人数も30人とした。

宋楚瑜・親民党主席や台湾唯一のノーベル賞受賞者である李遠哲氏、半導体製造大手の台積電董事長を務める張忠謀氏、美麗島事件で投獄経験のある高俊明・牧師など多彩な顔ぶれが揃った。また、『台湾人四百年史』著者で作家の史明氏や、姚嘉文氏、彭明敏氏など、民進党の重鎮も指名されている。また、自転車製造大手ジャイアントの劉金標董事長や蘭嶼に住む高砂族の長老、夏本‧嘎那恩氏など珍しい顔ぶれもみえる。今回発表された20名は下記の通り。

呉勝雄(ペンネームは呉晟)・詩人、呉栄義・元行政院副院長、呉澧培・元総統府資政、宋楚瑜・親民党主席、李明亮・元衛生署署長、李遠哲・元中央研究院院長、林信義・元行政院副院長、姚嘉文・元考試院院長、施朝暉(ペンネームは史明)・作家、夏本‧嘎那恩(蘭嶼島の原住民、タオ族長老)、高俊明・牧師、張忠謀・台積電董事長、張俊雄・元行政院長、陳博志・元経済建設委員会主任委員、陳継盛・元総統府資政、彭明敏・元総統府資政、辜寛敏・元総統府資政、葉菊蘭・元総統府秘書長、劉金標・巨大機械董事長、蕭新煌・中央研究院社会学研究所特任研究員。