台湾は昨年6月に中国とサービス貿易協定を結び、中国国民党が立法院における審議を打ち切って承認手続きを一方的に進めようとしたことに対し、密室で結ばれた協定の内容は台湾の存亡に関わると感じ取った大学生たちは3月18日夜、立法院の議場を占拠。学生たちはこの運動を「太陽花学運(ヒマワリ学運)」と名付け、サービス貿易協定の撤回や事前監督制度の法制化、公民会議の開催などを求めています。

学生たちが3月30日に行った抗議デモは50万人を超え、李登輝元総統も「指導者は学生たちの意見に耳を傾けるべき」と表明し、台湾の民意も学生たちを支持。

この一連の動きを、メルマガ「台湾の声」などを通じていち早く伝えてきた多田恵氏に、「台湾の危機を感じ取った学生たちの立法院占拠」と題し、学生たちが立法院占拠を企てた背景や今後の展望などについてお話しいただきます。また、立法院の中に入り、これまで学生たちの活動を支援してきた方を特別ゲストとしてお招きする予定です。

ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。


◆日 時:平成26(2014)年4月26日(土) 午後2時~5時(1時30分開場)

◆会 場:文京シビックホール 3階 会議室1

◆講 師:多田恵氏(亜細亜大学講師・本会理事)
「台湾の危機を感じ取った学生たちの立法院占拠」

20140426多田恵(ただ・けい) 昭和47(1972)年、東京都生まれ。王育徳氏の著書に感銘を受け東京大学文学部言語学研究室に進み、同大大学院博士課程単位取得退学。現在、亜細亜大学などの講師を務めるとともに台湾語の普及に取り組む。国際台湾語検定日本会場責任者。翻訳に李壬癸著「台湾オーストロネシア諸語の分布と民族移動」(下村作次郎編『原住民文化・文学言説集II』所収)など。在日台湾同郷会理事、本会理事。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) *当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前、会員 ・ 一般 ・ 入会希望のいずれか、お電話番号、懇親会への参加・不参加」を明記の上、メール、FAXにて下記の本会事務局まで(携帯電話からのお申し込みはこちらのお申込みフォームをご利用下さい)。

*4月25日(金) 締切 【当日受付可】

◆懇親会:終了後、講師を囲んで会場の近くにて。
参加費=男性:3,000円 女性:2,500円 学生:1,000円