Exif_JPEG_PICTURE8月15日、本会は予定どおり靖國神社前の九段坂(東京理科大学前)において、戸籍問題の街頭署名活動を行った。

東京はこの日も朝からすっきりと晴れ上がり、最高気温は33度まで上がった。午前8時過ぎ、本部事務所から署名用紙やアピールチラシなどを持って九段坂に到着、≪台湾は中国じゃない≫の幟や本会会旗を立てて準備を始めたが、すでに靖國神社に向かう人波が続いている。また、富山県や愛媛県からお手伝いに駆けつけていただいた会員の方々は他団体のチラシ配布をお手伝いしていた。

本会が準備したアピールチラシは2,500枚。早速、署名活動を展開する。10時くらいまでにスタッフがそろう。本日のスタッフは8名。それぞれ李登輝学校のポロシャツや「ありがとう台湾オリジナルTシャツ」など、台湾にちなんだものを着ていた。

8月15日の九段坂は人通りがおおいことから、チラシや署名を募る団体間では拡声器を使わないという暗黙の了解ができている。

スタッフはそれぞれに署名板を片手に「台湾出身者の戸籍の国籍が中国にされています。台湾人は中国人ではありません。台湾は中国ではありません。台湾は台湾です。台湾出身者の戸籍の国籍を中国から台湾に改める署名にご協力をお願いします」「台湾からは東日本大震災に対して200億円を越える義捐金をいただいています。世界一の親日国台湾の出身者の戸籍の国籍が中国とされています。台湾は中国ではありません。恩をあだで返すようなことは即刻改正しなければなりません」と、声を出して呼びかける。

その声に、次々と「そのとおりですよ」「台湾は中国じゃないよ」と署名に応じていただく。まさに「入れ食い」状態だった。中には「日本はそんなひどいことを台湾にしているんですか?」と聞いてくる方もいる。そういう方にはアピールチラシの裏に掲載した戸籍抄本(個人事項証明書)の現物を見せ、こうなっていますと説明する。一様に「ひどいね」「これは改めなくちゃ」という反応だ。

この日の人波は途切れない。昨年のこの日、地図帳問題の署名を同じ九段坂で始めたが、昨年はすごく蒸し暑かったことを思い出す。イチョウ並木の下なので陽射しこそ避けられたが、風がなかった。ところが今年は、九段下から靖國神社に向けて風が吹き抜けていく。お陰で目に汗がしみ込むほどではなく、用意した飲料水も間に合った。

ある会員の方からはキンキンに冷えた飲料水の差し入れがあったり、他団体の方からも冷たいものを勧められたり、ここでの署名活動は心がなごむ。御神霊(みたま)のご加護を感じる。

12時近くになると「間もなく黙祷です」と声がかかる。「黙祷!」という声に、人波も完全に止まり、一瞬にして訪れた静寂の中、それぞれに黙祷をささげた。

本会の街頭署名活動は予定どおり、この黙祷をもって終了した。アピールチラシ2,500枚もほとんどさばけ、署名に応じていただいた方は313人だった。ご協力いただいた方々に御礼を申し上げるとともに、暑い中をお手伝いいただいたスタッフの方々にも御礼申し上げます。

今後も戸籍問題の街頭署名は新宿駅や渋谷駅でも行う予定です。本会メールマガジンやHPを通じて、実施の日時などをお知らせします。

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