20071210本会メールマガジン『日台共栄』誌上で、PHP研究所が発行する月刊誌「Voice」10月号に寄稿された李登輝前総統の「指導者の力量─リーダーとしての決断力と現場主義」をご紹介しましたが、12月10日発売の同誌1月号でまた李前総統が「最高指導者の条件」と題して寄稿されています。この1月号ではその前編「リーダーがもつべき哲学とは何か」を掲載しています。

個人と組織の関係や指導者と信仰について、学生時代や総統時代の体験を織り交ぜながら論じています。このところ、李前総統の陳水扁総統批判が台湾メディアの注目を引いていますが、なぜそのような発言をされるのかについても、その背景も自ずとわかるような事柄に触れています。下記に見出しを紹介します。

一、指導者には何が求められるか、堅固な組織をつくらねばならない、指導者と指導される者の出発点は同じ
二、孤独を支える信仰心、誰一人として助けてくれる者はいない、人間より、もう少し高い次元にいる存在
三、公義の精神、社会的正義を求める、ただ、台湾のために尽くす