生誕120年記念 八田與一展 -台湾の大地を潤した男-

台湾で、当時不毛の大地と呼ばれていた嘉南平原に東洋一といわれる規模のダムと総延長16,000kmに及ぶ給排水路を立案、設計し完成させ、台湾最大の穀倉地帯に変えた金沢出身の土木技師、八田與一(1886-1942)の生涯を紹介します。

今回の展覧会では、台湾で大切に保管されている資料(大学時代のノートや図書、手紙など)を中心とし、八田與一と妻・外代樹の学生時代の資料なども展示します。また、当時の建設工事時に撮影された写真パネルも多数展示し、空前の規模で行われた現場の様子がうかがえる魅力ある展示となっています。

■日時 平成18年10月26日(木)~平成19年2月25日(日)
※12月29日~1月3日は休館いたします

■会場 金沢市立ふるさと偉人館(金沢市下本多町6番丁18-4 TEL 076-220-2474)

特別展記念講演会(1)

日時:平成18年11月4日(土)午後1時30分~4時30分頃
演題:「嘉南大しゅうの父・八田與一」
講師:徐 金錫 氏(台湾 嘉南農田水利会会長)
演題:「八田與一が遺したもの」
講師:高橋 裕 氏(東京大学名誉教授)

特別展記念講演会(2)

日時:平成18年11月25日(土)午後1時30分~3時頃
演題:「台湾を愛した日本人 八田與一の生涯」
講師:古川 勝三 氏(『台湾を愛した日本人』著者)

特別展記念講演会(3)

日時:平成18年12月9日(土)午後1時30分~3時頃
演題:「烏山頭ダムと八田與一」
講師:玉井 信行 氏(金沢大学大学院教授)

特別展記念講演会(4)

日時:平成18年12月17日(日)午後1時30分~3時頃
演題:「三年輪作を中心として」
講師:丸山 利輔 氏(石川県立大学学長)
八田與一技師の生家に生誕120年記念の石碑が建立