13年ぶりの海外巡業となる大相撲「台湾場所」は20日、当地の台北ドームで千秋楽を行い、横綱朝青龍が総合優勝した。

この日の42力士によるトーナメント戦で朝青龍は準々決勝で大関琴欧州に敗れたが、千秋楽を制した大関栃東との総合優勝決定戦では下手投げで快勝した。初日に続いて満員の約1万人の観客が大きな声援を送った。

戦後初の台湾巡業を終えた日本相撲協会の大島巡業部長(元大関旭国)は今後の海外巡業について「アジア以外でもいろいろな所から話は来ている」と語った。力士ら一行は21日に帰国する。

・8月18日付の日本経済新聞(陳総統と謁見する横綱・朝青龍ら)