大相撲で戦後初となる台湾巡業に参加する横綱朝青龍、大関千代大海など幕内力士ら一行が17日午前、成田空港発の航空機で出発した。大関白鵬、琴欧州らは午後の別便で出発。台湾では日本の統治下にあった戦前に場所も開かれているが、戦後の現地興行は初めてとなる。

海外での巡業開催は1993年6月のサンノゼ、ハワイ以来13年ぶり。一行は19、20日に台北ドームでトーナメント戦を行い、21日に帰国する予定。

台湾巡業は、日本企業の誘いを受けた現地企業が勧進元に名乗りを上げたことで実現。勧進元となる現地テレビ局関係者は「大相撲は台湾でも衛星放送で生中継されていて大勢のファンがいる」と話す。約1万人を収容する会場の入場券の売れ行きは土俵周りがほぼ完売で、全体的にも上々だという。

・産経新聞および東京新聞の報道から