日本李登輝友の会青森県支部(大見光男支部長)は6月11日の支部設立大会時、「フジテレビ『FNNスーパーニュース』における誤報に対する訂正放送要求決議文」を採択しました。


フジテレビ「FNNスーパーニュース」における誤報に対する訂正放送要求決議文

株式会社フジテレビジョン(フジテレビ)は平成18年5月4日「FNNスーパーニュース」放送のなかで台湾ラーメンを紹介する際、画面に中華人民共和国の国旗を放映し、台湾があたかも中華人民共和国の一部であると誤解を与える報道を行った。

放映直後に視聴者がテレビ局へ電話し誤りを指摘したところ、応対した担当者は誤りを認め番組の最後で訂正を行うと返答したものの、本番組は訂正を行わないまま終了した。

その後、視聴者等からの度重なる抗議により、5月8日の同番組内において「先週木曜日の特報の台湾ラーメンの放送に際しまして、一部配慮に欠ける表記がありました。関係者の方にご迷惑をおかけいたしました」と、抗議を行った「関係者」への謝罪は発表したものの、本日に至るまで誤った国旗を放映した訂正を行っていない。

台湾は今まで一度も中華人民共和国に支配されたことはなく、昭和47年に発出された日中共同声明においても日本は台湾が中国の一部と認めていないことから、台湾と中華人民共和国は異なる国であることは明白である。

しかしながら、この台湾が中華人民共和国の一部であると誤解を与える放送は、視聴者に誤った知識を植えつけるとともに、台湾人の尊厳を著しく傷つける誤報である。さらに誤報後のフジテレビの一連の対応は、視聴者に正しい情報を発信するという放送事業者の使命を放棄しているものである。
よって本会はフジテレビの放送事業者として不適切な対応に対して強い憤りを表明するとともに、放送法第4条に基づき「台湾ラーメン紹介の放送時、台湾の国旗ではなく誤って中華人民共和国の国旗を放映した」と訂正放送を行うように要求することをここに決議する。

 平成18年6月11日

 日本李登輝友の会青森県支部設立記念講演会 参加者一同