団長に宇都宮鐵彦氏、副団長に宇井貴彦氏が就任

第4回台湾李登輝学校研修団は3月11日から出発する。それに先立って、3月1日午後3時から、恒例の許世楷駐日代表主催による茶話会が台北駐日経済文化代表処(大使館に相当、東京都港区白金台)の代表官邸で開催された。

当日は遠く宮城県や広島県から、あるいは栃木県から駆けつけた方など約20名が出席した。栃木県日台親善協会会長で本会理事の宇井肇氏も出席し、本会事務局からは柚原正敬事務局長以下、研修団スタッフの片木裕一、薛格芳、吉田康子の4名が出席した。

今回の研修団団長には日本会議経営者会議会長としても活躍する会社経営者の宇都宮鐵彦氏(本会終身会員)が就任し、また副団長には栃木県日台親善協会の事務局長で、「明治の館」で有名な日光総業総務部長の宇井貴彦氏が就任している。

茶話会には許世楷代表と盧千恵夫人が出席され、本会の柚原正敬事務局長の進行で進められた。冒頭、宇都宮団長からの挨拶があり、続いて許世楷代表の講話。

許代表は約40分の講話の中で、蒋介石軍に占領されたままの状態が続いている戦後台湾を不正常な状態と位置づけ、故宮博物院の宝物は本来台湾のものではないことや、228事件、高砂義勇隊慰霊碑の撤去問題や国家統一綱領や同委員会廃止問題など最新の問題を解説しつつ、「台湾と日本の関係は非常にスムーズにいっている」と明言、今年12月の台北市と高雄市の市長選挙、来年12月の立法委員選挙、2008年3月の総統選挙が台湾の将来を決める重要な選挙になるので、この2,3年の台湾の動きに日本がどう対応するかが大事だと締めくくられた。

参加者は一様に納得した顔で真剣に聞き入り、ほとんどの方が熱心にメモを取っている姿が印象的だった。

許世楷代表が退席された後は、研修団スタッフキャップの片木裕一事務局次長の進行により参加者の自己紹介や質疑応答が行われ、それぞれに研修に臨む抱負などを語り合い、茶話会は無事終了した。パイ包みのお菓子、美味でした。

本来、大使館官邸という場所は大使が記者会見を開いたり賓客をお招きしたり、公用で使用するところだ。許世楷代表及び盧千恵夫人、そしてご準備いただいたご担当部署の方々にはご多忙のところ、台湾李登輝学校研修団のためにそのような場所で茶話会を開いていただき、この場を借りて改めて深く御礼申し上げます。真多謝。