島一範氏

今年は、日本と中国が国交を樹立してから50年、日本が中華民国(台湾)と外交関係を断ってからも50年という節目の年に当たります。断交後の1972年12月、日本と台湾は双方の窓口機関として交流協会と亜東関係協会を設立し、「在外事務所相互設置に関する取決め」を結びます。

ところが、日中航空協定で台湾への日本航空の乗り入れが禁止されたため、1975年7月9日に双方の窓口機関が「民間航空業務の維持に関する取決め」を結ぶことにより、約1年3ヵ月ぶりに日台間の航路が確保できるようになりました。

その後、2008年4月には日本航空、全日空が台湾路線の運航を開始しました。2011年11月には「日台民間航空取決め」が結ばれ、日台間の航空輸送が自由化(オープンスカイ)され、関空やセントレアなど地方空港と台湾各都市を結ぶ直行便は便数や就航企業数、チャーター便の制限が撤廃され、現在に至っています。

そこで、2014年と2015年、全日空台北支店長として李登輝元総統のご来日に尽力された島一範氏に、知られざる日台間の航空史や、台北市日本工商会理事として取り組んで2015年11月に結ばれた「日台民間租税取決め」など、日台の経済関係についてもお話しいただきます。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

 

◆日 時:2022年6月25日(土)午後2時~4時(1時30分開場)

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室

     東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
         JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分

◆演 題:日台50年─知られざる航空史

◆講 師:島一範氏(全日空東京支店支店長代理、元甲南女子大学教授)

[しま・かずのり] 昭和35年(1960年)、大阪府豊中市生まれ、埼玉県鴻巣市育ち。1982年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、全日本空輸(ANA)入社。2011年~2016年、全日空台北支店長。2014年と2015年、李登輝元総統ご訪日に尽力。2016年~2019年、甲南女子大学文学部英語文化学科教授。2019年、岡山空港ターミナル株式会社常務取締役。2020年7月、全日空東京支店支店長代理に就任し現在に至る。2021年3月、日本李登輝友の会理事に就任。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *6月24日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定
     [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会