王明理さん

蔡英文総統は総統再選の2020年1月、英国BBCのインタビューに応え「私たちはこの国を中華民国台湾と呼ぶ」(中華民国是台湾)と発言しています。中華民国はすでに台湾省を廃止し、福建省も予算の付かない名ばかりとなっていますので、事実上の主権国家と言えるかもしれません。ただ、中国は台湾を中国の一部だと主張し、台湾は未だに国連をはじめ多くの国際機関に加盟できないなど、真の主権国家の確立には至っていません。

しかし、台湾は自由や民主主義、法の支配など基本的価値観を共有する日本の重要なパートナーです。台湾の民主化は「ミスター・デモクラシー」と称された李登輝元総統の尽力を抜きに語ることはできません。それとともに忘れていけないのは、王育徳氏や黄昭堂氏らによって1960年から日本で始められた台湾独立建国運動です。その活動は台湾の民主化に大きく貢献し、その年の2月に創刊され、2002年6月に500号で停刊するまで出された『台湾青年』に如実に現れています。

そこで、『台湾青年』を創刊した王育徳氏を父とする王明理さんに、42年続いた『台湾青年』が台湾の民主化にどのような影響を与えたのかを具体的にお話しいただきます。

ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

*武漢肺炎の影響で会場定員36人が18人となっています。お申し込みは先着18人とさせていただきます。
*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。会場で検温し消毒薬を準備しています。
*東京都には9月30日まで緊急事態宣言が延長されましたので懇親会は中止します。

◆『台湾青年』は創刊号から500号まで、すべて台湾独立建国聯盟日本本部のホームページで読むことができます(無料)

  令和3年(2021年)9月14日

◆日 時:令和3年(2021年)9月25日(土) 午後2時~4時(2時開場)

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩1分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分

◆演 題:台湾の民主化に果たした『台湾青年』の役割

◆講 師:王明理さん(台湾独立建国聯盟日本本部委員長)

[おう・めいり] 東京都生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒。台湾独立運動の先駆者で台湾語研究者だった王育徳・明治大学教授の次女。2011年9月、台湾独立建国聯盟日本本部委員長に就任し現在に至る。著書に詩集『ひきだしが一杯』、詩集『故郷のひまわり』。訳書にジョン・J・タシク編『本当に「中国は一つ」なのか』。編集担当書に『王育徳全集』、王育徳著『「昭和」を生きた台湾青年』、王育徳著・島村泰治訳『Taiwan:A History of Agonies』。本会理事、在日台湾婦女会理事、日本詩人クラブ会員。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *9月24日(金) 締切

◆主 催:日本李登輝友の会