李登輝元総統は総統退任後の9回に及ぶご来日で、九州は沖縄県に3回、熊本県に1回の4回も訪問されていた。しかし、これまで九州訪問を一書にまとめた訪問記録書はない。

本書は、『台湾記』などの著書もある、本会理事で熊本県支部長の廣瀬勝(ひろせ・まさる)氏が台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処からの依頼により、李登輝先生のご遺骨を納める埋葬式に合わせ、福岡市で開いた「李登輝元総統を偲ぶ会」でお披露目するために編纂した追悼の書であり、九州ご訪問の貴重な記録書でもある。

何より嬉しいのは、2008年の沖縄初訪問の際のご講演「学問のすすめと日本文化の特徴」をはじめ九州における5回の講演録がすべて収載されていることだ。また、巻頭のカラー・グラビアには38枚、本文には60枚という多くの関係写真を掲載し、写真だけでもその足跡をたどることができる。

謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表をはじめ関係者11人が寄稿し、本会からは5人(副会長の辻井正房、常務理事・事務局長の柚原正敬、理事の松浦正人、吉田信解、大矢野栄次)が寄稿している。

廣瀬勝(ひろせ・まさる)
昭和39年(1964年)、福岡県生まれ。西南学院高校を経て中央大学法学部卒業。1987年、産経新聞社第150回「わたしの正論」にて1位入賞(題名「防衛予算の制約と効率」)。大学卒業後、父の経営するプラスチック食品容器メーカーに入社。2005年より中国・青島に駐在(2007年退社)。現在、熊本県阿蘇郡小国町で温泉施設「豊礼の湯」を経営。著書に『台湾記』(中文版は台湾・前衛出版社から2010年10月に刊行)『日本を愛する企業戦士たちへ』。編纂書に『李登輝と九州』。(株)豊礼専務取締役、日本李登輝友の会理事、同会熊本県支部長。日台交流をすすめる会代表、中国投資を警告する日台共闘の会代表。

 令和2年(2020年)10月20日

                                     日本李登輝友の会

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【発行:日本李登輝友の会熊本県支部 発売:集広舎 2020年10月7日 定価:2,000円(税込) A5判・並製・164頁】

◆頒 価:会員:1,750円(税込)  一般:1,850円(税込)
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