浅野和生・平成国際大学教授

米国と中国が冷戦状態に突入し、香港ではデモが打ち続く中、台湾では来年1月11日に総統と立法委員(国会議員)のW選挙が行われます。「天下分け目の戦い」と評され、日本にも大きな影響を及ぼします。

民進党は現職の蔡英文総統を総統選挙の公認候補とし、中国国民党は昨年の高雄市長選で一大ブームを巻き起こして劇的な逆転勝利を収めた韓國瑜・高雄市長を公認候補としました。立候補を予定していた郭台銘・鴻海精密工業前董事長と呂秀蓮・元副総統がともに立候補断念に追い込まれ、親民党などからの立候補者が現れる可能性はありますが、ほぼ蔡氏と韓氏の一騎打ちとなる見込みです。

現在のところ、世論調査では蔡氏が10ポイント以上リードしていますが、両陣営ともまだ副総統候補が決まっておらず、中国の選挙介入も予想されます。2004年のような銃撃事故も起こり得るかもしれず、蓋を開けるまでは何が起こるかわかりません。

そこで、11月のセミナーは台湾の選挙情勢に詳しい平成国際大学教授の浅野和生氏を迎え、総統・立法委員選挙のポイントや今後の展望、日本への影響などについてお話しいただきます。

セミナー終了後は、講師や特別ゲストを囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。今年最後の台湾セミナーです。ふるってご参加下さい。

◆日 時:令和元年(2019年)11月30日(土) 午後2時30分〜4時30分(2時開場)

◆会 場:文京シビックセンター 5階 会議室A+B *低層階用のエレベーターに乗り、5階で降りてください。
      東京都文京区春日1-16-21 TEL:03-5803-1100 
      【交通】地下鉄:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩2分 
              都営三田線・大江戸線 春日駅 徒歩3分
                JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分

◆演 題:台湾総統・立法委員選挙のポイントと展望

◆講 師:浅野和生先生(平成国際大学教授)

[あさの・かずお] 1959年(昭和34年)、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。関東学園大学講師、同大助教授、平成国際大学助教授などを経て、2004年、同大教授に就任。法学博士。同大学大学院法学研究科長。2005年10月、日本版「台湾関係法」私案として「日台関係基本法」を発表。主な著書・共著に『大正デモクラシーと陸軍』『日米同盟と台湾』『台湾の歴史と日台関係』など。編著には『親台論』『中華民国の台湾化と中国』『1895-1945 日本統治下の台湾』『日台関係を繋いだ台湾の人びと』など多数。日本選挙学会理事、日本法政学会会理事、本会常務理事。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、性別、ご住所、お電話番号、メールアドレス(お持ちの方)、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会へのご出欠」を明記の上、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申込み下さい。*11月29日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて[参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会