「友好交流協定」を締結し、記念撮影に収まる新北市瑞芳区の陳奇正・区長t(右)と、香川県琴平町の小野正人・町長(新北市政府のHPより)

5月31日、「こんぴらさん」と呼ばれて親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう)のある香川県仲多度郡(なかたどぐん)琴平町(ことひらちょう)と新北市瑞芳区が友好交流協定を締結した。締結式は琴平町榎井の町総合センターで行われ、小野正人(おの・まさと)町長と陳奇正区長が臨んだ。

琴平町と瑞芳区の交流は2年前に小野町長や琴平町議会議長が瑞芳区を訪問し、その後は桜植樹などの交流が続いていたが、昨年8月、琴平中学校の校長と生徒たちが瑞芳区にホームステイしたことで瑞芳中学校との姉妹校提携にいたったことで一気に交流が進み、今回の友好交流協定の締結となったそうだ。今後は、学校や寺廟の交流をはじめ観光や産業交流など幅広い相互交流を進めたいという。

なお、締結式に臨んだ小野町長は5月20日に投開票の町長選挙で新人の片岡英樹氏に敗れ、琴平町長を降りている。

香川県における日台の都市間提携は2件目で、2016年7月に香川県と桃園市が交流協定を結んでいる。

5月26日に福井県南越前町と台南市白河区が「友好交流協定」を締結、29日には山形県と台中市が「友好協力に関する覚書」を締結。それに続いて31日の琴平町と新北市瑞芳区による「友好交流協定」の締結で、5月だけで3件になる。

本会調査によれば、これで日台の都市間提携は1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮による「姉妹町」締結以来、76件となる。心からお祝い申し上げます。

◆新北市瑞芳區與香川縣琴平町簽署「友好交流協定書」【新北市政府市政新聞:5月31日】