2月6日に起きた「花蓮地震」について、花蓮県長は地震発生から5日目の2月11日午前、花蓮市内のビル損壊現場に生存者がいる可能性はないため救出作業を終え、ビルの取り壊し作業に入ると発表したことが報じられ、これでこの地震によって亡くなられた方は17人、負傷者は285人だそうです。

ただ、肝心の「花蓮地震中央災害即応センター」(0206花蓮震災 中央災害應變中心)が発する情報は3時間に1回更新すると伝えられていましたが、2月12日18時以降は更新されませんでした。

そこで、被災状況の確認はメディア情報に頼らざるを得ない状況でしたが、マグニチュード6.0という大きな地震にもかかわらず、発生から5日目という短期間で救出作業を終えることができ、災害規模もこの程度でとどまったことは不幸中の幸いと言ってもいいかもしれません。

本会にも、義捐金に関して多くのお問い合わせをいただき、またお見舞いのメッセージもお届けいただいています。台湾をお身内のように思われるお気持ちは本当に心強い限りで、日本人として誇りに思います。

これまで本会は、2009年の「八八水害」をはじめ、2014年の高雄ガス爆発事故・澎湖島墜落事故2015年の高砂義勇隊慰霊碑の台風被害2016年の台湾南部地震2017年の八田與一像の頭部切断事件において「お見舞い募金」を行い、日本人の真心がこもった大切な義捐金ですので、被災地で確実に役立って欲しいと願って台湾側に直接お届けして参りました。

今回の災害規模がどこまで広がるのかと見守っておりましたが、地震翌日の7日には台湾の行政院が花蓮県に3億台湾元(日本円で約11億1,800万円)を拠出すると報じられ、12日には台湾観光局が安心宣言を発表するに至り、このような状況に鑑み今回は義捐金の募集を見送りました。ご理解のほどお願いします。

ただ、日本人としてできることとして、お見舞いや励ましの声を台湾に届けることも台湾を応援する大事なことなのではないかと考え、花蓮の被災者にお見舞いと激励のメッセージをお送りすることをお勧めしております。

また、花蓮は観光地ですが「観光業の損失は6月までで、少なくとも80億台湾元(約296億円)に上ると試算されている」そうです。そこで、日本から台湾を訪れる際は花蓮を訪れることもお勧めしているところです。

しかしながら、それでは日本人として気持ちがおさまらないということもあるでしょうから、義捐金を送られる場合は台北駐日経済文化代表処(日本の台湾大使館に相当)をご紹介しております。台北駐日経済文化代表処も義捐金の受付口座は設けておりませんが、直接持参されるか、現金書留郵便でお送りすれば受け付けています。

本会にも何件か義捐金が寄せられており、大切な義捐金ですので台北駐日経済文化代表処にお届けする予定です。

台北駐日経済文化代表処
 〒108-0071 東京都港区白金台5-20-2
 TEL:03-3280-7811

また、もっと手軽に義捐金を振り込むことができるところとしては「日台若手交流会」がございます。「日台若手交流会」の代表は私どもの理事をつとめており、集めた義援金は全額花蓮県政府にお届けするとのことです(日台若手交流会FB)。

ちなみに、2月16日21:30現在のご寄付総額は833万7,626円(471件)だそうで、17日には街頭募金も行ったそうです。

【義捐金 振込口座】
 ・ゆうちょ銀行 二一八(ニイチハチ)支店 (普)2907826 
  日台若手交流会(ニッタイワカテコウリュウカイ)

 ・郵便局
  12150-29078261
  日台若手交流会(ニッタイワカテコウリュウカイ)