古い街並みが残る迪化街

九州の豪雨とは裏腹に、東京は昨日も今日も梅雨が明けたかと思うほどの晴天と猛暑が続く。7日から本日まで上野で開かれている「日本台湾祭り2017」において、初日の7月7日、「台湾のアメ横」こと台北の迪化街(てきかがい)と上野のアメヤ横丁が姉妹街を締結したという。

ちなみに、迪化街が日本の街とこのような提携をするのは2回目。昨年12月16日、静岡中心市街地“おまち”の活性化を目指す「I Love しずおか協議会」と、台北の迪化街にある民間まちづくり団体の「大稲埕創意街区発展協会」が相互の連携と協力、交流促進を図るため覚書を交わしている。


迪化街とアメ横が姉妹街に 日本台湾祭り初日に調印式

【中央通信社:2017月7月8日】

日本の民間団体が主催する「日本台湾祭り2017」が7日から9日の日程で上野公園(東京都)で開催されている。初日の開会式では、祭りのテーマとなる「縁結び」にちなみ、姉妹街の締結が決まっていた台北の迪化街と上野のアメヤ横丁の各代表による調印式が行われた。

迪化街は漢方、乾物、布問屋などが集まる歴史の古い問屋街で、旧正月前に賑わう様子などから「台湾のアメ横」と呼ばれることがある。街の一角に縁結びの神様「月下老人」を祭る「台北霞海城隍廟」があることでも有名。月下老人は霊験あらたかなことで知られ、このたび、人ばかりでなく、街と街との縁もつなぐこととなった。イベントの期間中には、台湾から出張してきた月下老人が、良縁を求める来場者に赤い糸を配るサービスもあるという。

開会式に出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)はあいさつで、2つの街が姉妹の契りを結んだように、来場者が皆、月下老人のもとで良縁に恵まれればと祝福の言葉を贈った。

日本台湾祭りは日本にいながら台湾を満喫できるイベントで、3回目となる今年は、開催時期の七夕に合わせ、「縁結び」をテーマとしたオリジナルイベントを行うほか、ステージパフォーマンスや飲食店ブースなどを通じて台湾の魅力を発信する。