台北駐日文化経済代表処HPに掲載されたプレスリリース

予想どおりとも期待どおりともいうべき世論調査の結果だった。

12月12日、日本にある台湾の出先機関である台北駐日経済文化代表処(駐日台湾大使館に相当)が発表した日本人への世論調査で、日本人が「アジアで最も親しみを感じる国・地域」として台湾を挙げる回答が59・1%となり、台湾がトップだったという。産経新聞の記事をご紹介したい。

時事通信もこの世論調査について「55.9%が台湾は『信頼できる』と回答。理由として『自由、民主主義などの価値観を有している』(52.2%)、『平和な国だから』(47.4%)と挙げられた。現在の日台関係については60.2%が『良い』と回答。今後の関係についても56.4%が『発展する』と答えた。自然災害や大事故のたびに日台間で相互に支援が繰り返されていることも72.5%が知っていた」と伝えている。

実は、日本からの出先機関の交流協会台北事務所も同じような世論調査をしていて、本年3月に「2015 年度対日世論調査」を発表している。

それによれば「台湾を除き、あなたの最も好きな国(地域)はどこですか」との質問に、日本と答えた人は56%にも上り、2位の中国(6%)、3位のアメリカ(5%)を大きくリードしていた。また「日本に親しみを感じますか」という問いには、なんと80%が日本に親しみを感じると回答し、2008年以来の調査で最も高い結果となっている。

さらに「日本と台湾の関係は将来どうなると考えますか」という問いには、「発展する」と答えた人が64%に上り、これまででもっとも高い数字を示した。

日台双方の世論調査に信頼の絆がしっかり結ばれていることが明白に現れた。日台はいわば「相思相愛」の関係にあると言ってよい。

なお、調査結果の詳細は、台北駐日経済文化代表処のページで公表されている(日本語版、中国語版あり)。


アジアで「最も親しみ感じる」は台湾 1000人世論調査

【産経新聞:2016年12月12日】

台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)が12日に発表した世論調査で、日本人が「アジアで最も親しみを感じる国・地域」として台湾を挙げる回答が59・1%に上り、トップとなった。同代表処は「台日の堅実な友好の基礎が確実にあることを証明するものとなった」としている。

調査は一般社団法人「中央調査社」に委託、20~80代の日本人1000人を対象に実施された。

調査結果によると、現在の日台関係を「良い」と回答した人は60・2%。「今後台湾に行きたいか」の問いには50・8%が「行きたい」と回答し、20代では58・9%に達した。

一方、日台間の「最も懸念される問題」については漁業問題(24・8%)、領土問題(18・0%)などが上位となったが、「(懸念は)ない」との回答も20・9%に上った。

代表処によると、台湾を訪れた旅行客数は11日に年間1千万人を突破。日本人観光客は全体の約17%を占めているという。