台湾国内の報道によると、台湾南部の屏東県番仔寮地区では、日頃から老人たちが集まって歌を歌ったり、絵を描くなどの活動を楽しんでいた。

このほど、この老人会は合唱隊を結成、日本の軍歌を選曲して県主催のシルバー合唱コンクール出場を目指すという。

ほとんどが80歲以上というメンバーは、みな日本教育を受けた経験があり、やはり日本の歌には特別な感情を持っている。そこでコンクール出場の際の歌を選ぶ際、日本の軍歌を歌うことに決めたという。

すでにメンバーはお揃いの衣装と靴も準備し、足踏み軽やかに行進する様や、軍歌らしく気勢を上げて歌えるように練習を重ねると同時に、軍歌の内容についてもその背景をもう一度学ぼうと積極的に学習中だ。

メンバーの林朝渓さんは「日本時代の兵隊さんが懐かしい。だからこの軍歌を選んだんだ」と話す。また、リーダーである李開栄さんは「小学校3年生まで日本教育を受けた。だから日本語は問題ないよ」などと話した。

年齢を重ねてもメンバーたちの意気は旺盛で、特に日本語の歌を通じて思い出を共有しながら楽しんでいるという。

【台湾国内での報道を本会台北事務所で翻訳したものです】