日本時代の面影を残す大渓神社跡(奥が本殿)

第3日を迎えた第25回・日本李登輝学校台湾研修団は、初日の李登輝総統の特別講義と夜の外交部長主催歓迎レセプション、2日目の新総統就任式典など、盛りだくさんの内容のスケジュールを無事に乗り切り、本日は朝から台北を離れて新竹市と桃園市大渓区で野外研修を行いました。

新竹市政府では地元市議会議員や副市長らから歓迎を受け、庁舎内を見学。日本時代の雄姿を残す庁舎をバックに記念撮影を行いました。

昼食を挟み、一行は桃園市大渓区へ。大渓は木工製品や豆干(豆腐を乾燥させた保存食品)が名物の老街が有名ですが、実は街の真ん中に位置する大渓公園は日本時代に整備されたもので、園内には大渓神社跡、相撲場跡、忠魂碑跡など、日本時代の史跡が数多く眠っています。また、隣接して日本時代の公会堂や武徳殿も残されており、実は隠れた史跡スポットなのです。

大渓では前半を史跡めぐりに費やし、後半は老街での散策として、参加者は思い思いに街歩きを楽しんでいました。

一行はその後、台北市内に戻って晩餐会に臨み、この日は解散となりました。