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膝詰めで懇談する柯市長(左)と岸信夫衆議院議員

柯文哲・台北市長が視察のため、24日から一週間の日程で訪日中だ。

訪問先は東京、横浜、大阪などで、2017年に台北市で開催が予定されているユニバーシアード夏季大会に向けての視察と、各界との意見交換などが目的とされている。

訪日団は、台北市交通局、衛生局、消防局、体育局、社会局、文化局などの局長や市議会議員らで構成されている。

東京滞在3日目を迎えた柯市長は、すでに東京ドームや東京駅を視察を終え、舛添要一都知事とも会談している。

26日夜には、都内のホテル・オークラにて「台北之夜 TAIPEI NIGHT」と称して日台各界の関係者を招待したパーティを開催し、本会からも柚原正敬常務理事らが出席した。

パーティには安倍晋三首相の実弟である岸信夫衆議院議員も、「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会(日台若手議連)」のメンバーらとともに出席。パーティの席上、隣同士に座って懇談する場面もあった。

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乾杯の挨拶に立つ柯市長(中)と岸信夫・衆議院議員(右)

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柯市長も日本式のお辞儀で応えた

岸議員によると、パーティ開始前、柯市長から台湾政府による福島など5県(福島・茨城・栃木・群馬・千葉)産の食品輸入規制問題について言及があった。それに対し、岸議員は日本ではすでに福島産であっても安全確認がなされて食品は流通しており、台湾が現在も輸入規制を続けていることは残念だ、などと答えたという。

また、5月20日に予定されている蔡英文総統の就任式出席については、日本は国会の会期中にあたるうえ、外務委員長の任にあるため、出席できるかどうかは未定とのことだった。