20150201朝日新聞の元台北支局長、野嶋剛さんから新刊のご案内が届きましたので下記にご紹介します。

映画は社会を映し出す鏡、ではないかと思う。

本書のタイトルを「認識・TAIWAN・電影」としたのは、「電影」(映画)という鏡に映し出されたものを通して、「TAIWAN」(台湾)という対象を「認識」(知る)することが、本書の狙いだからである。

ただ、強調しておきたいのは、本書は、映画の解説書ではなく、映画という窓を通して台湾を覗き込んだジャーナリズムの本であるということだ。つまり「映画論」ではなく、「台湾論」であり、台湾映画によって、台湾という対象を深く広く、生き生きと理解する方法を提示するところにその出版の意義を求めたいと考えている。

『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』野嶋剛
明石書店
ISBN: 4750341193