日台間は無法状態が長く続いている。交流協会と亜東関係協会という民間団体同士が「取り決め」を結んで政府当局に折衝し、必要な便宜をはかることで合意しているに過ぎない。平成17年10月、法治国家として異常なこの現状を打破するため日本版・台湾関係法「日台関係基本法」を発表された浅野和生氏に、なぜこのような国内法が必要なのかについてお話しいただきます。

また、元海上保安大学校校長として尖閣問題を巡ってテレビ出演や講演も多い湾生の三宅教雄氏は、一方で台湾人戦歿者や台湾で亡くなった日本人の慰霊顕彰に熱心に取り組まれている。台湾の日本人墓地や東京・奥多摩の台湾人戦歿者慰霊碑における慰霊祭、靖国神社で行われている台湾出身戦歿者慰霊祭などの実情を紹介しつつ、日台を結ぶ絆をテーマにお話しいただきます。

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◆日 時:平成26(2014)年3月29日(土) 午後2時~5時分(1時30分開場)

◆会 場:アカデミー茗台 7階 学習室B

◆講 師:浅野和生氏(平成国際大学教授)
「なぜ日台関係基本法は必要なのか」

20140329-01[あさの・かずお] 昭和34(1959)年、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。関東学園大学講師、同大助教授、平成国際大学助教授などを経て、平成16年、同大教授に就任。法学博士。主な著書・共著に『君は台湾のたくましさを知っているか』『日米同盟と台湾』『馬英九政権の台湾と東アジア』など。編著に『日台関係と日中関係』『台湾民主化のかたち』『親台論─日本と台湾を結ぶ心の絆』など。本会理事。


◆講 師:三宅教雄氏(元海上保安大学校校長・台南会会長)
「日本と台湾を結ぶ絆」

20140329-02[みやけ・のりお] 昭和7(1932)年、台湾・台南生まれ。同31年に海上保安大学校卒業後、海上保安庁に入庁。第11管区海上保安部那覇航空基地長、第2管区海上保安本部長、海上保安庁装備技術部参事官などを歴任。同63年、海上保安大学校校長に就任。平成2年退官。同22年9月の中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件など尖閣問題を巡り、領海警備の実情などをテレビや講演で訴え活躍。台湾協会評議員、本会常務理事。


◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前、会員 ・ 一般 ・ 入会希望のいずれか、お電話番号、懇親会への参加・不参加」を明記の上、メール、FAXにて下記の本会事務局まで(携帯電話からのお申し込みはこちらのお申込みフォームをご利用下さい)。

*3月28日(金) 締切 【当日受付可】

◆懇親会:終了後、講師を囲んで会場の近くにて。
参加費=男性:3,000円 女性:2,500円 学生:1,000円