Exif_JPEG_PICTURE戸籍問題の署名活動は昨年7月末にはじめ、現在は第4期(3ヵ月ごとを1期)に入っていて間もなく1年を迎えます。

6月2日の東京は予報に反して夏日となり、恐らく25、6度になっていたようです。少し蒸してもいました。集合時間の午後2時、お手伝いいただく方々が次々に集まり、総勢9人で行いました。今日はたまたま仕事が休みだったからとか、烏来の高砂義勇隊記念碑に参拝してきたからといって駆けつけていただいたり、現役の大学生や台湾大学日本語学科出身の留学生にもお手伝いいただきました。

新宿駅西口のメイン広場で本会会旗や台湾正名運動のシンボル「台湾は中国じゃない!」の幟(のぼり)を立てるなどの準備を始めようとすると、すぐそばにギターケースや譜面台がすでに置いてあることに気づく。すると「こんにちは、これからライブを1時間ほどやらせていただきます」と挨拶いただいた。

それではと、少し場所を移動し、大型拡声器を使って署名を呼びかけるとともに、スタッフが署名板を片手にアピールチラシを配り始めました。

Exif_JPEG_PICTURE今回の署名活動ではいろいろありました。特に中国人がらみが多く、あるスタッフにつかつかと若い中国人女性が近寄り、チラシを手に取るやビリビリと破ってしまったり、中国人と見受けられる男性が募金箱に立てかけていたプラカードを蹴っ飛ばしてみたり、これまでなかった「嫌がらせ」を受けました。

台湾出身者の戸籍の国籍表記を改正しようとすることは日本の問題であり、中国とはまったく関係ないのですが……。「台湾は中国じゃない!」という幟を見ただけで「カッ!」ときて、早とちりしたのでしょうか。

しかし、私たちのそばに陣取っていた絵描きのオッサンは説明を聞いていてすっかり台湾ファンになっていただいたようで、画用紙の裏に「私は台湾を応援する」と書いて、募金箱の横に置いてくれるなど、嬉しいこともありました。

プラカードを蹴っ飛ばされたとき、拡声器で「コラーッ!」と怒鳴ってその男性を追いかけようとしたのですが、その逃げ足の速いこと、アッという間に人ごみの中に入ってしまい見失ってしまいました。すると、絵描きのオッサンが「大将、あんたは俺よりケンカっ早いね、ケンカはよしなよ」と諭されてしまいました。

Exif_JPEG_PICTUREまあ、そんなこんなで珍事続出の署名活動でしたが、2時間はアッという間に過ぎ、93名の方から署名をいただきました。ご協力いただいた方々に御礼を申し上げるとともに、お手伝いいただいた方々にも御礼申し上げます。

署名は1期が終わるごとに小田村四郎会長が「改正要望書」を付して法務大臣に届けています。現在の第4期は7月末までです。また、街頭署名を行う予定ですのでご協力のほどお願いします。

・第4期署名 平成24(2012)年5月1日~7月31日
・第5期署名 平成24(2012)年8月1日~10月30日

署名用紙のダウンロードや戸籍問題詳細についてはこちら