20081015今年5月20日、高雄の許昭栄さん(台湾籍老兵協会理事長)が焼身自決されたことは未だ生々しい記憶です。

許昭栄さんは、日本時代には自らも日本兵として戦地に赴き、終戦後は日本軍に協力した者として国民党政府から睨まれて中国戦線に投入されて苦難の道をたどった台湾人日本兵の補償に奔走し、戦地に倒れた英霊を慰霊するため台湾高雄市旗津(きしん)の「戦争と平和公園」内に「台湾無名戦士慰霊碑」など慰霊碑の建立に尽力されました。

7月20日には許昭栄烈士追思会実行委員会の主催により、靖国会館にて追思会が斎行されましたが、このたび、台湾の真理大学・台湾文学資料館が10月15日付で発行した「台湾文学評論」(第8巻、第4号、編集・発行人:張良澤教授)が「許昭栄烈士紀念専輯」として追悼号を発行しています。

追悼号は「台湾烈士 許昭栄先生遺言」にはじまり、余美智「断腸人在天涯」、周振英訳「給周振英先生的遺書」、周振英「慟哭!許昭栄先生」、周振英「許昭栄烈士的『戦争與和平紀念公園』的設立運動奮門史」、阮美姝「我與生前的許昭栄」など多くの方々が執筆しています。日本人でご縁の深かった三宅清子、多山順一、平野久美子(「正論」9月号の転載)、杉山美也子などの方々も寄稿されています。改めて許昭栄烈士のご冥福をお祈り申し上げます。

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■台湾文学評論(第8巻第4期)
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