沖縄訪問4日目朝 報道陣との朝食会を終え、那覇空港へ

SONY DSC帰国の日を迎えた李登輝元総統は、午前8時半から滞在先ホテルの和食レストランで報道陣と朝食会を開いた。

冒頭、李元総統は「4日間お疲れさまでした。大変だったでしょう。皆さんにお世話になりありがとうございました」と述べ、報道陣の労を労った。

また、今回の訪日に触れ、「ここ2、3年で私の訪日は随分自由になった。沖縄県警は400人を動員して私を守ってくれた。全く感謝に堪えない」などと述べた。

昨年8月に白内障の手術を受けてから、サングラスを多用するようになった李元総統は、「日本食はいい。こんなに種類があって楽しみだ」と舌鼓を打った。

報道陣との朝食会とあって、話が弾み、最近台湾で大ヒット中の映画「海角七号」に話が及ぶと、「まだ見ていない」という李元総統に年若い台湾メディアの女性キャスター陣から滔々とあらすじを説明され、うなずく李元総統。

尖閣問題や琉球王国の歴史など、内容は多岐にわたり、一時間の朝食会を終えた李登輝元総統は、帰国のため午前10時過ぎ、那覇空港へ出発された。

SONY DSC午前11時半すぎ、李登輝元総統は本会会員らが見送る特別ゲートに姿を見せ、空港内に入られた。

昨年は、成田空港での見送りの中に紛れ込んだ中国人にペットボトルを投げられる事件もあったため、見送る人々や報道陣に対する警備は厳戒態勢。

李元総統は、見送りの人々の列に手を挙げ、沖縄を後にした。

沖縄訪問4日目(最終日) 無事帰国の途へ
桃園空港では城仲模・台湾李登輝友の会会長、黄昆輝・台湾団結聯盟主席らが出迎え
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左から城仲模・台湾李登輝之友会会長、李登輝元総統、右端は黄昆輝・台湾団結聯盟主席

李登輝元総統は、4泊5日の沖縄訪問を終え、午前11時45分那覇空港発の中華航空CI121便で無事、台北桃園国際空港へ到着された。

空港では、6月に就任したばかりの城仲模・台湾李登輝之友会会長や黄昆輝・台湾団結聯盟主席らが出迎え、李元総統の訪日を労った。

これで4日間にわたる沖縄訪問の旅は幕を下ろした。

※本会HPに載せきれない写真、詳細レポートは2008年特集ブログをご覧ください。