【東京都江東区深川/芭蕉記念館】深川に 芭蕉を慕ひ来 夏の夢

午後1時30分、江東区の芭蕉記念館を見学に訪れた李登輝前総統ご一行を、山﨑孝明・江東区長(記念館館長も兼任)や中津川博郷・前衆議院議員のほか、多数の都議会議員、区議会議員が出迎えた。

館内を見学された後、山﨑区長と俳諧の交歓をされた。

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江戸川を望む高台に建立された松尾芭蕉像の前でご自身の句を詠まれた心境を語られる李登輝前総統

李登輝ご夫妻は「深川に 芭蕉を慕ひ来 夏の夢」と詠み、山崎区長は「古(いにしえの) 旅路を祝う 若葉かな」と詠んだ。山﨑区長の句の「若葉」には、ご夫妻の若々しさが掛けられているとのことである。

20070531-02また、芭蕉記念館からは、李登輝氏へ杖が贈られた。旅立つ人に安全を祈って杖を贈る習慣は日本古来からあり、それに因んだもの。報道陣へ見せびらかす李氏も嬉しそう。

一行は記念館と隅田川沿いの松尾芭蕉像を見学、地元住民の方々の歓迎を受けた後、芭蕉が住まいとした庵の跡地とされている芭蕉神社へ。300年前の芭蕉と同じ5月に旅立つ奥の細道へ思いを馳せていた。

横浜文孝・芭蕉記念館次長の展示説明に耳を傾けるご夫妻。右端は山﨑孝明・江東区長

資料を熱心に見る

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李登輝ご夫妻がしたためた直筆の俳諧色紙。記念館のご好意で撮影させていただいたもの

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