20050426昨年7月、羅福全氏の後任として台湾駐日代表(大使に相当)に着任した許世楷氏(71歳)は、その直後から精力的に活動されている。講演依頼があれば、土日もなく、時間が空いていればどこへでも出掛けられている。

これまで東北、北海道、東海、北陸、近畿、関西、中国、九州と、日本全土を回られたはずだ。そのほとんどに児童文学者でもある盧千恵夫人が同行されている。まさに夫唱婦随の日本行脚といってよい。

このような許世楷代表が千恵夫人と共著で出されたのが『台湾は台湾人の国』(はまの出版)だ。許世楷代表の「台湾共和国憲法草案」をその主宰する雑誌に掲載し、台湾独立を初めて唱えた鄭南榕との交流などもつづられていて、日本人が台湾を知るうえで欠かせない事柄が満載されている。ぜひご一読を奨めたい。