これまで九州の支部は熊本県だけでしたが、去る3月12日、福岡県にも支部が開設されました。1月1日に静岡県に設立されていますので、今年に入って2番目で、全国では8番目の支部となります。

この日開かれた設立発起人会兼理事会では、役員人事や会則、総会開催などについて協議し、以下のことが決定しました。

支部長には久留米大学経済学部教授で経済学博士の大矢野栄次氏、副支部長には、同じく久留米大学経済学部教授の中村靖志氏、在日台湾同郷会副会長の徳山世雄氏、事務局長にはアジアプラン代表の永嶋直之氏がそれぞれ就任しました。

また顧問は4人おり、本会理事で久留米大学法学部教授の張国興氏(筆頭顧問)、大分合同新聞社特別顧問の高浦照明氏、元陸自一佐の木下富夫氏、合気道師範の山田専太氏が就任。さらに理事には、九州産業大学経済学部教授の朝元照雄氏などの学者や元長町、会社や旅館の経営者が入るなど多彩な顔触れとなっています。

今後は幅広く市民組織として発展させていくため、役員には実業界、マスコミ界、教育界などの多様な分野から勧誘していくとのことです。

また、顧問を除く役員は正会員以上を有資格者とすることや、上期中に50名の会員を確保して総会を開催することも決定されています。

すでにメールマガジンでもお知らせしましたが、5月15日には福岡市内のエルガーラにおいて、国際教養大学の中嶋嶺雄学長を講師に「アジア時局講演会」を開催しています。

この講演会は台湾研究会、福岡李登輝友の会、福岡・台湾友誼センターの三者が共催、台北駐福岡経済文化弁事処が後援し、中国が定めた反国家分裂法を巡って中国は台湾をどうしようとするのかをテーマに開きましたが、福岡李登輝友の会設立をアピールすることも目的の一つでした。

約150人が参加し、反国家分裂法の本質を抉る中嶋氏の講演に熱心に聞き入っていたそうで、大成功裡に終わっています。

来る9月には「台湾で活躍した福岡県出身者」をテーマに企画を進行させているそうで、福岡李登輝友の会の今後の展開が大いに期待されます。