【駐日特派員張茂森/東京28日】300人以上の在日台湾人と台湾を支持する日本の友人は28日、「反併呑!228台湾の防衛と正名アピール行進」を挙行した。

午後3時28分(台湾時間2時28分)、東京新宿歌舞伎町の大久保公園を出発し、チベット人グループも旗を掲げて応援に駆けつけた。

行進は職安通り、明治通り、甲州街道を通過し、新宿駅南口を経て新宿中央公園で解散した。約3キロをおよそ1時間かけて歩いた。コースは新宿でももっとも通行人の多いところ。「中国の台湾併呑反対」「中国の反国家分裂法阻止」といったスローガンに、大勢の人々が足を止めて行進を眺めていた。赤、青、黄三色のチベット旗も特に注目された。

出発式では李登輝前総統がメッセージを送り、在日台湾人と日本の友人たちに対して「お互いがんばり、最後まで奮闘しよう」とアピールした。そのなかで李氏は、「台湾人は228事件で始めて中国人政権の残虐性を知った。今中国は台湾を武力併呑するため、あろうことか反国家分裂法まで制定し、自らの行為を正当化しようとしている。台湾人の日本の友人は、絶対に中国の侵略の野心を座視してはならない」と述べるとともに、特に台湾に声援を送る日本人の「義侠心」に感謝の意を表した。(3月1日付「自由時報」)