台湾科技大学のHPより

3月8日、日本の国立東京工業大学と台湾の国立台湾科技大学が全学協定を締結した。台湾外交部発行の「Taiwan Today」など台湾メディアが伝えている。

両校は2015年に部局間協定を締結し、「東京工業大学は2016年、国立台湾科技大学のキャンパスに、『東京工業大学台湾交流センター』を設置した。これは世界で上位100位に入る有名校が台湾に交流施設を設けた初めてのケース」だという。

これまでも日台の大学間では学術提携や学部間提携、全学提携は結ばれてきている。主な日台の大学間提携について本誌では下記を紹介してきた。ただ、これほど大規模な全学協定提携は初めてのことかもしれない。

すでに東京工業大学は40人あまりの学生を台湾に派遣し、夏休みを利用したプログラムに参加させているそうで、国立台湾科技大学でも学生の日本企業への派遣をスタートさせる予定だという。

このような日台の大学間での取り組みこそ、将来の日台関係をさらに強めてゆく礎に他ならない。心から祝意を表し、下記に「Taiwan Today」の記事をご紹介したい。

◆本誌が紹介してきたこれまでの日台大学協定
・2013年11月01日、日本映画大学と台湾・国立台北芸術大学が学術交流協定を締結。
・2013年11月07日、福井県立大学と国立台中科技大学が学術交流協定を締結。
・2014年02月22日、台湾大学が日本研究センターを開設して名古屋大学と学術交流協定を締結。
・2015年03月12日、北海道大学と国立金門大学が学術交流協定を締結。
・2015年03月13日、広島大学と国立金門大学が学術交流協定を締結。
・2015年12月14日、中京大学と嘉義大学が映画「KANO」による縁で学術交流協定を締結。
・2016年07月08日、琉球大学の理学部と中国文化大学の自然科学部が部局間交流協定を締結。
・2016年07月22日、沖縄県立芸術大学と国立台湾芸術大学が学術交流協定を締結。


国立台湾科技大学が日本の東工大と全学協定締結、学生の相互実習拡大へ

【Taiwan Today:2018年3月9日】

国立台湾科技大学(台湾北部・台北市)は8日、廖慶栄学長が日本の国立大学、東京工業大学の三島良直学長とこのほど、両校の正式な全学協定に署名したと明らかにした。今後、教員及び学生による相互実習・留学の拡大や共同研究の推進に努めると共に、国際的な産学連携計画を強化していく。

国立台湾科技大学は台湾における技術職業教育の代表的な大学の一つで、日本の東京工業大学は日本の理工系でトップレベルの大学。国立台湾科技大学は国際的な大学ランキングを争う際、しばしば東京工業大学を比較対象、あるいは「仮想敵」とみなしているが、最近では両大学の交流が日増しに緊密化している。

東京工業大学は2016年、国立台湾科技大学のキャンパスに、「東京工業大学台湾交流センター」を設置した。これは世界で上位100位に入る有名校が台湾に交流施設を設けた初めてのケース。現在、両校では10件を超える国際研究プロジェクトがあり、その分野は機械、材料、電子などに及ぶ。また、エンジニアリングに関する大型の国際フォーラムも数回にわたって開催している。

また、近年国際的な人材競争が激化している中、東京工業大学は40人あまりの学生を相次いで台湾に派遣、夏休みを利用したプログラムに参加させている。これらの学生は国立台湾科技大学による協力を通じて台湾の各企業での実習や参観活動も行っている。

今後、東京工業大学の学生たちによる台湾での実習規模が拡大される他、国立台湾科技大学でも学生の日本企業への派遣をスタートさせる予定で、これが台湾と日本の企業間連携強化につながるよう期待している。