2015年11月16日、李登輝総統の自宅で対談の一コマ

日本も台湾も復活の鍵となるのがイノベーションであり、イノベーションを通して活性化して欲しいと願い、今後、グローバル市場で最大の競争力を持つと期待される「IoT(Internet of Things)」について、日本をはじめアメリカやドイツなどすでに多大な成果を上げている現状はもちろんのこと、そのリスクに至るまで、アベノミクスの理論的指導者で第2次、第3次安倍内閣で内閣官房参与をつとめる浜田宏一氏(元イェール大学教授)ととことん突き詰めてゆく。

日本の先端技術と台湾のセンサー技術が合体すれば、第四次産業革命は成就し、中国をも取り込めると喝破。世界でもっとも親和性の高い日本と台湾が手を携えれば、必ずや新しい産業革命がアジアから発進すると指摘。また、日本と台湾は覇権的拡張を続ける中国への対応についても、説得力に富む多くの提案がなされている、哲人と賢者による珠玉の対話集。

李登輝・浜田宏一著『日台IoT同盟─第四次産業革命は東アジアで爆発する』

講談社 発売:2016年6月 定価:1,512円(税込) 四六判・並製・256頁

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