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10月30日、台湾・中央研究院の黄智慧先生を講師に「第73回・台湾セミナー」

黄智慧先生

日本時代の1919年に建てられた台湾総督府の庁舎は、いまは総統府として使われています。1926年に建てられた朝鮮総督府の庁舎が1995年に爆破解体されたことに思いを馳せるととても不思議です。総督府庁舎に限らず、台湾総督公邸は台北賓館、台北帝国大学医学部付属病院は台湾大学医学院附設医院など、今も使われている日本時代の建物は台湾全土に広がっています。

しかし、日本の敗戦に伴い、日本人は家屋や財産を放棄して引揚げざるを得ず、置き去りにされた日本人の住み家は忘れられた存在でした。かつて台北市の昭和町と呼ばれた現在の青田街、温州街、永康街に残る日本家屋は、日本、中国、台湾の異なる民族を迎え入れてきましたが、このような土地柄は他に類例がなく、台北市の歩んだ歴史を象徴する場所として、住民の保存運動により文化財に登録され、50軒ほど残っているそうです。

この日本家屋保存運動を牽引されてきたのが、李登輝学校研修団でもお世話になった中央研究院民族学研究所の黄智慧先生です。現在、台湾故郷文史協会理事長として日本との絆をアピールし続けている先生に、なぜ日本家屋保存運動に参画するようになったのか、保存運動の目的やこれまでの活動について詳しくお話しいただきます。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。今回は日曜日の開催です。

*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。
*会場で検温し、消毒薬を準備しています。

日本李登輝友の会

◆日 時:2022年10月30日(日)午後2時~4時(1時30分開場)

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室

     東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
         JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分

◆演 題:戦後台湾から去った日本人の住み家は今いずこ? 「台北昭和町」の日本家屋保存運動について

◆講 師:黄智慧先生(台湾・中央研究院民族学研究所所属、台湾故郷文史協会理事長)

[こう・ちえ] 台湾南部生まれ、台北市育ち。1982年、国立台湾大学考古人類学科卒業。83年に来日し大阪大学人間科学研究科博士課程修了。1991年より台湾中央研究院民族学研究所に所属。1992年より与那国島で民族学調査をはじめ、高砂義勇隊、台湾日本語世代の文芸活動、台湾総督府臨時台湾旧慣調査会や理蕃戦争の史料翻訳など、日台関係の文化史を研究。2003年に台北市の旧「昭和町」住民になったことで当地の日本家屋保存運動に携わり、多数の家屋を文化財に登録。「昭和町の日」を主催し、台湾故郷文史協会理事長として台北市市政百周年記念イベントを主催。中国語、日本語、英語による著述多数。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *10月28日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定
     [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会

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