藤重太氏

昨年11月、半導体受託製造の世界最大手TSMC(台湾積体電路製造)は、製造工場を熊本県に設立すると発表し、台湾政府も出資額2300億円余に上る投資案件を認可、熊本工場設置が正式に決まりました。2022年から工場建設に取りかかり、2024年末までに生産を開始する予定だそうです。

日本政府は、TSMC熊本工場向けに当初の設備投資額の半分にあたる4000億円規模の拠出を想定し、21年12月の臨時国会で改正関連2法と6170億円の補助金を盛り込んだ21年度補正予算を成立させています。

日本では「TSMCの熊本工場は日本の役に立たない」「なぜ一世代以上前の技術なのか」「4000億円もの税金を投入するのはばかげている」といった懐疑的な声が挙がりましたが、そうではないと真っ向から反論したのが台湾経済部系シンクタンクで8年ほど顧問を務めた藤重太氏です。

TSMCの日本誘致は是か非か、なぜ付加価値の少ない10年前の技術で合意したのか、半導体需要や日本の産業界全体へのメリットはあるのか、日本と台湾の産業政策や経済対策の違いはどこにあったのかなど、様々な角度から「TSMC日本誘致の意義」について話していただきます。台湾有事やオミクロン株爆発で陳時中・中央感染症指揮センター指揮官が発表した「新台湾方式」の防疫状況にも言及する予定です。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。
*会場で検温し、消毒薬を準備しています。
*新型コロナウイルスの感染が蔓延した場合、懇親会は中止いたします。

 2022年4月吉日

◆日 時:2022年4月30日(土)午後2時~4時(1時30分開場)

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室

     東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
         JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分

◆演 題:TSMCの日本進出と成長する台湾経済のヒミツ いまこそ日台関係

◆講 師:藤重太氏(富吉國際企業管理顧問有限公司代表、日本李登輝友の会理事)

[ふじ・じゅうた] 1967年(昭和42年)、東京生まれ。高校を卒業後の1986年、国立台湾師範大学国語教学センターに留学。台湾大学国際貿易学部卒業。1992年、香港でアジア市場開発を設立し代表に就任。2011年以降、小学館、講談社の台湾法人設立などをサポート、台湾講談社メディアの総経理(GM)を5年務め、台湾経済部系シンクタンク「資訊工業策進会」顧問として政府や企業の日台交流をサポート。2016年に台湾で富吉國際企業管理顧問有限公司を設立し代表に就任。主な著書に『中国ビジネスは台湾人と共に行け』『亜州新時代的企業戦略』『国会議員に読ませたい台湾のコロナ戦』など。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *4月28日(木) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定
     [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会