豊橋総合動植物公園の報道発表資料より

12月15日、愛知県豊橋市の豊橋総合動植物公園と台北市立動物園は、生物多様性の保全に係る今日的課題の解決に向けて「連携と協力に関する覚書」を締結したそうです。

調印式は台北市立動物園 教育センターにおいて行われ、豊橋総合動植物公園の瀧川直史・公園長と台北市立動物園の金仕謙・園長が臨んだそうです。

今後、「生物多様性に係る調査・研究 、及び保全活動に関すること」「飼育動物の交換、ブリーディングローンに関すること」「動物の生態や自然保護についての教育普及啓発に関すること」「職員の相互研修に関すること」「施設の相互利活用に関すること」について協力してゆくとのことです。心から祝意を表し、下記に豊橋総合動植物公園のニュースリリースと中央通信社の記事をご紹介します。

ちなみに、中央通信社の記事では「台北市立動物園にとって日本の動物園との連携は8園目」とありますが、これまで本誌でご紹介した日台の動物園提携は下記のとおりで、2園しか紹介しておりません。他の6園が判明しましたらご紹介します。

・2013年10月31日 札幌市の丸山動物園と台北市立動物園が「友好園」提携。
・2016年10月21日 よこはま動物園ズーラシアと台北市立動物園が「野生生物保全等に関する協力覚書」を締結。
・2016年10月21日 上野動物園と新竹市立動物園が「友好交流協議書」を締結。
・2018年05月25日 東武動物公園と新竹市立動物園が「友好交流協定」と「姉妹園」を締結。

◆台北市立動物園

◆豊橋総合動植物公園:台北市立動物園と連携して生物多様性保全に取り組んでいきます

・台北市立動物園と覚書を締結しました【報道発表資料:12月16日】


台北市立動物園、豊橋総合動植物公園と覚書 日本と連携8園目

【中央通信社:2019年12月16日】

台北市立動物園(台北市)は15日、豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)と、連携と協力に関する覚書を締結した。台北市立動物園で締結式が行われ、両園の園長、金仕謙氏と瀧川直史氏が署名した。台北市立動物園にとって日本の動物園との連携は8園目。 

両園は「生物多様性の保全にかかる今日的課題の解決」に向け連携する。協力事項には、生物多様性に関する調査、研究、保全活動に関することや飼育動物の交換、動物の生態や自然保護についての教育普及啓発などが含まれる。 

台北市立動物園は、野生動物の保護は単一の地域や国、機関だけで負える責任ではなく、地域や国、機関をまたがって交流することでより大きな成果が得られるとの考えを示した。 

台北市立動物園はこれまで、多摩動物公園や上野動物園(いずれも東京都)、旭山動物園(北海道)、天王寺動物園(大阪府)などと連携している。