柚原正敬・事務局長

本年1月2日、中国の習近平・国家主席が台湾に一国二制度を適用すると表明したことに端的に現れていますが、中国共産党政権は台湾の国際機関への加盟を阻止し、国交を結ぶ国に圧力をかけて断交させるなど、台湾への圧力を露骨なまでに強めつつあります。

しかし、米国ではトランプ政権が誕生する直前の2016年7月、連邦議会が米台関係の基礎は台湾関係法と「台湾に対する『6つの保証』」だとする両院一致決議案を可決。トランプ政権が誕生してからは国内法として「台湾旅行法」(2018年3月)や「アジア再保証イニシアチブ(促進)法」(2018年12月)を次々と制定し、今年6月に米国防総省が発表した「2019年インド太平洋戦略報告書」では台湾を「国家(country)」と表記し、さらなる台湾との関係強化を図っています。米国はなぜこれほど台湾との関係を強化しているのでしょうか。

そこで、10月のセミナーは本会事務局長の柚原正敬氏を講師に、1979年に制定した台湾関係法以降の動きを俯瞰しつつ、トランプ政権は中国をどうしたいと考えているのか、その政策と目的などについてお話しいただきます。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

◆日 時:令和元年(2019年)10月26日(土) 午後2時30分〜4時30分(2時開場)

◆会 場:文京シビックセンター 3階 会議室C*低層階用のエレベーターに乗り、3階で降りてください。
      東京都文京区春日1-16-21 TEL:03-5803-1100 
      【交通】地下鉄:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩2分 
              都営三田線・大江戸線 春日駅 徒歩3分

◆演 題:台湾との関係を強化する米国の中国政策

◆講 師:柚原正敬氏(本会常務理事・事務局長)

[ゆはら・まさたか] 昭和30年(1955年)、福島県南相馬市生まれ。早稲田大学中退。1982年、専務取締役編集長として出版社「展転社」を創立、主に天皇、大東亜戦争、台湾に関する著書を担当編集。1995年、台湾研究フォーラムを設立。展転社を退任後、新しい歴史教科書をつくる会の会報「史」編集長などを歴任。2002年、日本李登輝友の会の設立とともに常務理事・事務局長に就任し現在に至る。台湾歌壇同人、日光日台親善協会顧問。共著に『台湾と日本・交流秘話』『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』『誇りあれ、日本よ─李登輝・沖縄訪問全前記録』『世界から見た大東亜戦争』など。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会へのご出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *10月25日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会