6月23日、旧国名肥後と薩摩の頭文字と風光明媚な海岸線が連なる甘夏みかんなど柑橘類の産地を走る鉄道をイメージして名付 けられたという肥薩おれんじ鉄道と台湾鉄路の屏東線・南廻線が「姉妹鉄道協定」を締結しました。

肥薩おれんじ鉄道によれば「開業15周年を迎えこれからの鉄道の活性化と地域振興を図ることを目的に、台湾鉄路管理局の屏東線及び南廻線との姉妹鉄道協定を締結」したそうです。

肥薩おれんじ鉄道は熊本県の八代(やつしろ)駅から鹿児島県の川内(せんだい)駅までの116.9kmを走り、一方の屏東線は高雄駅から枋寮駅まで61.3km、南廻線は枋寮駅から台東駅までの98.2kmの区間を走っていて、双方とも素晴らしい海の景色を楽しめる鉄道線です。

これで日台間の鉄道提携は、1986年1月25日に大井川鐵道と阿里山森林鉄道が「姉妹鉄道」を結んで以来37件目となります。今年は、阪神電気鉄道と桃園メトロの「相互連携に関する協定」(1月21日)、島根の一畑電車と台湾鉄路管理局の「友好協定」に続く3件目です(本会調査)。

心から祝意を表し、下記に中央通信社の記事をご紹介します。

◆肥薩おれんじ鉄道

◆台湾鉄路管理局


台湾鉄道、肥薩おれんじ鉄道と姉妹提携 誘客促進図る

【中央通信社:2019年6月24日】

台湾鉄路管理局(台鉄)の屏東線と南廻線は23日、肥薩おれんじ鉄道(熊本県)と姉妹提携した。双方がともに海の景色を楽しめる路線を有するのがきっかけで、協定締結に結びついた。台鉄は姉妹提携が双方の誘客につながり、鉄道を利用しての観光ブームが巻き起こることに期待を示した。肥薩おれんじ鉄道は鉄道の活性化と地域振興を図りたいとしている。 

屏東線は高雄―枋寮間、南廻線は枋寮―台東間をそれぞれ結び、営業距離は合計で約160キロメートル。南廻線の一部区間は南東部の海沿いを走るため、車窓から海と空がつながる絶景を眺めることができる。 

締結式は熊本県水俣市の水俣駅前で行われ、台鉄の張政源局長と肥薩おれんじ鉄道の出田貴康社長が協定書に署名した。台鉄と姉妹関係を結ぶ日本の鉄道業者として肥薩おれんじ鉄道は22社目。