10月22日に投開票が行われた衆議院選挙(定数465議席)において、与党の自民党は解散前の290議席から6議席を減らしたものの284議席を獲得、戦前予想をくつがえして単独過半数の233議席を超える当選者を出し圧勝した。

これを受け、蔡英文総統は22日夜、安倍総裁にお祝いのメッセージを伝えたという。台湾国際放送が伝えているので下記に紹介したい。

また、アメリカのトランプ大統領からの要請で安倍・トランプの電話会談が23日に行われ、トランプ大統領は「強いリーダーが国民から強い支持を得たことは、非常に重要なことだ」と祝意を表したと報じられている。イギリスのメイ首相も電話で祝意を伝えたという。

自民党の親台湾派議員でつくる「日本台湾経済文化交流を促進する議員の会」の岸信夫・会長、萩生田光一・幹事長、秋元司・事務局長、松本洋平・幹事長代行などもほぼ10万票超えを達成し、次点者にかなりの水をあけて当選している。


総統、自民の大勝に祝賀のメッセージ

【台湾国際放送:2017年10月23日】

日本の衆議院議員選挙で、自民党が単独過半数、与党で2/3を超えるという大勝を収めたことを受け、蔡英文・総統が自民党の安倍晋三総裁にお祝いのメッセージを伝えた。

総統府は22日夜、蔡・総統は台湾の対日本窓口機関・台湾日本関係協会の邱義仁・会長を通じて日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹夫代表に対し、安倍首相への祝賀のメッセージを伝えたと明らかにした。

総統府によれば、蔡英文・総統は、台湾と日本は地理的に近く、人的往来も頻繁で関係は密接、様々な分野で数多くの有意義な交流が行われていると考えている。そして蔡・総統は、安倍首相が長期にわたって日本と台湾との協力関係を重視していること、そして日本が台湾の国際組織参加、その活動参与に対して常に支持してくれていることに感謝。さらに、安倍首相のリードの下、両国の関係がさらに深まるよう期待し、両国の人々の様々な福祉増進をいっそう助け、地域の繁栄と安定をともに維持していけるよう希望した。