日本政府は本日(4月29日)、春の叙勲受章者として4,080人を発表し、台湾からは許世楷氏(元台北駐日経済文化代表処代表)と黄茂雄氏(東亜経済協会理事長)が旭日重光章、黄天麟氏(台日文化経済協会会長)が旭日中綬章を受章することとなった。

許世楷氏

黄茂雄氏

黄天麟氏

許世楷氏は、台湾大学卒業後、早稲田大学大学院修士課程、東京大学大学院博士課程修了(法学博士)。津田塾大学教授とともに台湾独立建国聯盟日本本部委員長をつとめ、2004年から2008年まで台北駐日経済文化代表処代表(駐日台湾大使に相当)をつとめ、4年前に本会の台湾セミナーでも講演されている。

黄茂雄氏は、慶應義塾大学卒後、東元電機に入社。後にその董事長や親会社の東元集団会長をつとめ、総統府国策顧問や台湾工商協進会名誉理事長、東亜経済協会理事長。秋田県経済交流特別顧問もつとめる。

黄天麟氏は、台湾大学卒業後、第一銀行に入行。ロンドン支店長や国際部長、副頭取を経て頭取、会長を歴任。その後、陳水扁政権で国家安全会議諮問委員や総統府国策顧問をつとめる。蔡英文政権でも総統府国策顧問となり、現在、本会の姉妹団体である台日文化経済協会会長。

本会ホームページでも紹介しているように、2005年の春の叙勲から台湾人叙勲が復活し、蔡茂豊氏((台湾日本語教育学会元理事長)が旭日中綬章を受章して以来、昨年の秋までに45人が受章している。今回の春の叙勲で48人となった。心から祝意を表したい。