アジア太平洋地域の覇権獲得を目指す中国は、軍事力を増強すると同時に米軍との直接対決を巧みに避けつつ、国際法を無視した一方的な行動によって南シナ海及び東シナ海において勢力圏の拡張を図り、また「核心的利益」と位置づける台湾には、武力行使も辞さないと主張して併呑を試みています。

米国や日本はこの中国の企図にどう対応し、台湾の戦略的重要性をどのように考えているのか、川村純彦氏にお話しいただきます。

また、蓮舫・参院議員の二重国籍問題は未だに解決していませんが、日本の戸籍では台湾人は国籍表記を強制的に中国とされてしまう一方で、日本人と台湾人夫婦の間に子供が生まれれば、日台双方の関係機関に届け出る必要があるなど、台湾は「事実上の国」として扱われています。

そこで、この問題に詳しい多田恵氏に、台湾に対する日本政府の見解や法務省の条文解釈の矛盾などについてお話しいただきます。

ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

◆日 時:平成29年(2017年)4月29日(土・祝) 午後2時~4時30分(1時30分開場)

◆会 場:文京シビックセンター 3階 会議室1(正面入口右側のエレベーターをご利用下さい)
      東京都文京区春日1-16-21 TEL:03-5803-1100
      【交通】地下鉄:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩2分
              都営三田線・大江戸線 春日駅 徒歩3分
              JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分

20170320-01◆講 師:川村純彦氏(岡崎研究所副会長、元海将補、本会副会長)

◆演 題:南・東シナ海問題と日米台の安全保障協力
[かわむら・すみひこ] 昭和11年(1936年)、鹿児島市生まれ。防大卒業(4期)後、海上自衛隊入隊。対潜哨戒機パイロット、駐米日本大使館防衛駐在官、第5(那覇)及び第4(厚木)航空群司令、統幕学校副校長等を経て平成3年、海将補で退官。主な著書に『尖閣を獲りに来る中国海軍の実力』など。共著に『「核武装」が日本を救う』『国防論』など。現在、岡崎研究所副理事長、日米台の安全保障等に関する研究会座長、本会副会長。

20170320-02◆講 師:多田恵氏(亜細亜大学非常勤講師、本会理事)

◆演 題:蓮舫二重国籍問題と法務省の矛盾
[ただ・けい] 昭和47年(1972年)、東京都生まれ。王育徳氏の著書に感銘を受け東京大学文学部言語学研究室に進み、同大大学院博士課程単位取得退学。現在、亜細亜大学などの講師を務めるとともに台湾語の普及に取り組む。国際台湾語検定日本会場責任者。翻訳に李壬癸著「台湾オーストロネシア諸語の分布と民族移動」(下村作次郎編『原住民文化・文学言説集II』所収)など。在日台湾同郷会理事、台湾独立建国聯盟日本本部中央委員、本会理事。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申し込みフォームをご利用になるか、「お名前、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記の上、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。

*4月28日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて[参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:
0338682111