本会HPやメールマガジン「日台共栄」誌上などでお知らせしたとおり、2月15日から訪台していた栃木県の福田富一(ふくだ・とみかず)知事は17日午前、予定どおり高雄市の陳菊市長と「経済と教育分野における友好協力覚書」を締結した。

この覚書締結について、翌18日の中央通信社が伝えているので下記にご紹介したい。


高雄市、栃木県と覚書 経済や教育、観光などの分野で協力へ

【中央通信社:2017年2月18日】

覚書を締結する福田富一・栃木県知事(左)と陳菊・高雄市長(中央社の報道より)

高雄市政府は17日、栃木県と経済および教育の分野での友好協力に関する覚書を締結した。陳菊高雄市長は、今後は科学技術、産業、教育、文化、観光、スポーツの6大領域で実質的な交流を進めていくと述べ、双方の発展に期待を示した。

調印式は同市政府鳳山行政センターで開催。陳市長と福田富一栃木県知事が覚書を取り交わした。同市によると、福田知事は2012年に高雄を訪問、陳市長も2013年に栃木県を訪れ、両県市の友好関係を深めていた。

陳市長は、同市が力を入れている航空宇宙産業において、栃木と高雄の双方に優れた企業が拠点を構えていることに触れ、両県市の提携を通じ、双方の企業を結ぶパイプを提供できればと意欲を見せた。

福田知事は、今回の覚書締結が高雄市と栃木県の新たな交流の幕開けとなればと話し、交流の推進に尽力していく姿勢を示した。

福田知事は県議会議員、経済関係者らとともに15日から18日までの日程で訪台。15~16日には台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の周学祐副秘書長や大手スーパー、PXマート(全聯福利中心)を展開する全聯実業(台北市)の徐重仁総裁らと面会し、台湾が東京電力福島第1原発事故後から栃木を含む5県産食品に対して実施している輸入規制の早期解除に向けた支援を求めた。