高雄市にある名門国立大学、中山大学の社会科学院が「李登輝総統記念政府研究センター」の設置へ向けて準備を進めている。

台湾での報道によれば、楊弘敦・学長ら大学関係者や劉世芳・立法委員(民進党)が本日、李登輝総統を訪問し計画推進について討議したという。楊学長は、20日に発足する民進党政権で科技部部長(科学技術庁長官に相当)することが決まっている。同大では2003年に「李登輝博士政経講座」を開設していたが、研究センター開設へ向けての準備を進める。

センター設立後は、資料収集や研究のほか、南進政策に関するシンクタンクを設け、高雄の産業や人材育成に貢献したいとしている。