20160201-01

立法院長に就任予定の蘇嘉文氏

68議席を占めた民進党が初めて単独過半数を獲得し、国民党が下野した新しい立法院が本日からスタートした。

また、今立法院では史上初めて民進党籍の正副院長が就任する。

民進党は1月29日に党内で協議し、立法院長に蘇嘉全氏、副院長に蔡其昌氏を充てることを決めており、立法院内での投票を経るものの就任は確実な見通し。本日中に、正副院長が正式に選出され、夕方には宣誓を経て就任する。

蘇嘉全氏は1956年生まれ。国民大会代表、立法委員、屏東県長、内政部長などを歴任、2012年の総統選挙では民進党の副総統候補だった。

また、17年間の長きにわたり、立法院長の座にあった国民党の王金平氏も「普通の」立法委員となり、メディアから心情を問われた王委員は「立法院長には院長の、立法委員には委員の役割があり、求められる仕事も自ずと異なる。今後は一介の立法委員となるが、副院長6年、院長17年の経験を活かした貢献をしたい」などと話している。

本日スタートした立法院の勢力は下記の通り。

◆第9期立法委員 総議席数113

民進党 68
国民党 35
時代力量 5
親民党 3
無党団結聯盟 1
無党籍 1