昨1月21日午後、最高裁においてNHK「JAPANデビュー」裁判の判決が下された。判決は原告である1万355人の「一般の視聴者」の声を無視する不当なもので、当夜の日本文化チャンネル桜は本会の柚原正敬・事務局長をゲストに、緊急番組として「許すまじ最高裁不当判決」と題する約30分の番組を放映した。

◆NHK集団訴訟敗訴:許すまじ最高裁不当判決、草莽崛起の道とパイワン族への配慮[桜H28/1/21]

この番組では、最高裁判決の問題点が主な話題となったものの、屏東県牡丹郷高士村に再建された高士神社による日台の交流についても取り上げられている。高士村は、まさにNHK「JAPANデビュー」で不当に名誉を汚された華阿財さんや高許月妹さんたちが暮らす村だ。新年を高士村で迎えた佐藤宮司から、お正月の村の様子や日本からの寄付贈呈についての報告などが届いているので下記にご紹介したい。


昨年の平成27年(2015年)、無事に竣工御鎮座した台湾屏東縣牡丹郷高士村の高士神社では、平成28年を迎えるにあたり、お正月の初日の出と、歳旦祭・元始祭・御守入魂祭が斎行されました。

お正月に先立ち、宮司を務める佐藤健一から高士神社村長の李徳福さんに、NHK「JAPANデビュー」裁判の弁護団(高池勝彦団長)から託された神社再建お祝い金30万円が、陳清福さん、同社区発展協会理事長の王天財さん、高雄市在住協力者の曾奐中さん、同じく姚銘偉さんの立会いのもと手渡されました。

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神社再建のお祝い金を村の代表へ寄贈

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神事を執り行う佐藤宮司

この神社の場所は近郷では古来より排湾族の信仰で初日の出を拝する「日拝」の行事があります。この行事とともに国旗が掲揚され、掲揚が終わってから神事が執行されました。

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自由時報HPより

この話題を聞かれた青森県の女性グループが英霊を偲び、100組の折鶴を作って氏子にプレゼントされ、元旦の日中に開かれた牡丹郷全村から訪れた参拝者に配布されました。

村では民泊事業が始められ、とても安くて清潔な家屋に宿泊でき、村民の食卓で共に食事を摂ることもできます。

宿はシングル・ツインもあり、神社に近接しています。

また、「排湾穀道」と呼ばれる古道(石段)を1,000段ほど下ると村の中心部に出ることが出来て、いつでも村民と交流することが出来ます。携帯の電波もWIFIの電波もあります。

これからも民間人によるこのような交流を深めて参りたいと思います。

お志は下記口座でお気持ちを随時受け付けております。

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郵便貯金
・記号─番号 10260─45293871

・口座名義  髙士神社協力会(コウシジンジャキョウリョクカイ)

ゆうちょ銀行
・店名 〇二八 (読み ゼロ ニ ハチ)

・店番 028

・普通預金

・口座番号 4529387

・髙士神社協力会(コウシジンジャキョウリョクカイ)