20151119来年1月16日に投開票が行われる台湾の総統選と立法委員選のW選挙において、総統・副総統の立候補者の届け出は11月23日から始まる。

まず総統選挙をリードし続けている民進党主席の蔡英文・総統候補が11月16日に副総統候補として中央研究院副院長の陳建仁氏を指名。

そして昨日(11月18日)午前、親民党主席で総統選候補の宋楚瑜氏は副総統候補として民国党主席の徐欣瑩・立法委員(国会議員に相当)を指名。次いで同日午後、中国国民党主席で総統選候補の朱立倫氏は副総統候補として弁護士の王如玄氏を指名した。

これで3党の総統・副総統候補者が出そろった。

ちなみに、親民党の徐欣瑩・副総統候補は1972年生まれの43歳。新竹県出身。国立成功大学を卒業後、国立交通大学で土木工学博士号を取得。新竹県議などを経て、2012年の立法委員選挙では中国国民党から出馬して当選したものの、今年1月に離党して3月に新たに民国党を立てて主席に就任している。

また、中国国民党の王如玄・副総統候補は1961年生まれの54歳。台北市出身。台湾大学法律学科を卒業後、輔仁大学大学院修士課程を経て中国人民大学で法学博士号を取得した弁護士。男女平等やドメスティックバイオレンス、職場における性差別などの問題に取り組んできたという。

2008年には馬英九・総統が王氏を労働者委員会の主任委員に抜擢したものの、2012年、最低賃金の引き上げを巡って行政院と対立したため辞任したと伝えられている。

本会メールマガジン『日台共栄』第2529号より