群馬県の大澤正明知事は、2012年12月17日に台湾の彰化県と、翌18日には台中市と、それぞれ経済分野に関する友好協力協定を締結。さらに翌年3月4日、台湾の陳菊高雄市長が群馬県を訪問し、「経済分野における友好協力に関する協定」を締結している。

これを受け、渋川市の阿久津貞司(あくつ・さだじ)市長は本年5月9日、台湾からの観光誘客促進に向けて彰化県長に交流先の紹介を依頼、去る11月7日、彰化県社頭郷と「経済分野における友好協力に関する協定」を結んだ。心から祝意を表したい。

これで日本と台湾の自治体同士の都市協定は35件(本会調査)となり、今年だけでも加賀市(宮元陸市長)が台南市と友好都市協定を結ぶなど5件あり、2012年の5件、2013年の7件に次ぐ快挙。

また群馬県は、1989年10月28日に上野村(神田強平町長)が苗栗県の卓蘭鎮と姉妹都市を結んだことを手始めに、先に記したように、群馬県自体が彰化県、台中市、高雄市の3自治体と友好協力協定を結び、みなかみ町(岸良昌町長)も2013年12月13日に台南市と友好都市協定を結んでいる。

そして、渋川市が彰化県社頭郷と友好協力協定を結び、群馬県だけで6自治体が台湾の自治体と都市協定を締結している。

このような県は、日本では群馬県以外にない。石川県は加賀市の3自治体、長野県は県と松川村の2自治体だから、いかに群馬県が突出しているかが分かる。